ホルモンと毛の関係性【男性ホルモンで毛は濃くなります】

体毛と性ホルモン

体毛と性ホルモンには深い関わりがあります。
性ホルモンには、男性ホルモンと、女性ホルモンがあります。

■男性ホルモン

・アンドロゲン(テストステロン、アンドロステネジオン、デヒドロエピアンドロステロンの総称)
・男性特有の体つきや体毛、思考回路を発育させるはたらきをする。
・副腎、睾丸でつくられる。

■女性ホルモン

・エストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン
・女性特有の体つきや、自律神経の発達、体のリズム(月経)などを整えるはたらきをする。
・卵巣でつくられる。

■性ホルモンにあまり影響されないとされる体毛

・眉毛・まつ毛・頭髪(側頭部/後頭部)

■両性ホルモンに影響されるとされる体毛

・腋毛・陰毛上部

■男性ホルモンの影響を多く受けるとされる体毛

・頭髪(前頭部/頭頂部)・ヒゲ・胸毛・陰毛上部・背中毛など
体毛の濃さにそれぞれ個人差があるのは、 男性ホルモン量と、皮膚のアンドロゲンの感受性の影響によるものとされています。

多毛症(たもうしょう)

多毛症とは、毛の数が増えるということではありません。

軟毛の肥大化、軟毛が硬毛に変化してしまうこと。

女性や小児に成人男性のような硬毛がみられる症状をいい、女性でも、男性ホルモンの分泌が過剰におこなわれた場合は、
顔に男性のような髭が生えたり、胸毛や、腕、足の毛も太い硬毛になり、 陰毛は男性のようにへそに向かって硬毛が生える
ようになる場合があります。

■軟毛: 短く柔らかい毛で、細く色が薄い毛です。
→ うぶ毛

■硬毛: 長く硬い毛で、色素を多く含みます。
→ 頭の毛、眉毛、まつ毛、陰毛・腋毛、髭(ひげ)

多毛症は、原因不明の「特発性多毛症」と原因疾患を伴った「続発性多毛症」に分類されるようです。

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